平成23年度 津市立西が丘小学校 校内研修について     

 新学習指導要領の中心課題は、学力向上だととらえることができる。学力の要素として、@基礎的・基本的な知識・技能A知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力B学習意欲が挙げられている。また、言語活動を通して、最も強調されている「言語力」を育てることが求められている。本校では、螺旋的・反復的にくり返しながら能力の定着を図ることを基本としている国語科の指導内容を通して、活用力を根底に置いた単元構想に取り組んでいる。授業の中に「楽しく話し合う・学び合う」場を「思考の場」と捉えて設定することで、授業改善に取り組み、子どもの「言語力」を育て、学力向上を目指したいと考えている。
 昨年度までの取り組みの中で明らかとなったのは、自分の考えを筋道立てて表現することや、自分と比べながら友達の意見を聞くことの重要性である。一人で文学作品を読み味わい理解するには限界がある。今の自分が知っている読み方でしか読むことができないからである。人と交流し、話し合うことで、初めて新たな読みの方法や解釈を習得できることがわかってきた。「学び」は、本来学習者個人の中にあるが、その出発点や過程において、他と交流することで新たな「問題意識」が芽生え学習のきっかけと発展が生まれる。コミュニケーションに支えられながら「学び」は、楽しい「学び合い」へと発展していくことが少しずつ見えてきた。互いを楽しく高め合う「話し合う」ことに注目し、平成20年度「聞く・話す・話し合う」でスタートした研究を、平成21年度からは「話し合う」に絞り込んで進めている。新学習指導要領でも「交流」はキーワードになっている。しかしながら、「交流」は、場を設定するだけでよいわけではない。教師の意図的なしかけや手立てが必要である。「話し合う場」は、「思考の場」である。個々の思考をつないでいく授業改善が迫られている。
 さらに、文学の授業づくりにしぼって研究する理由は、簡潔で明確な答えが出るものについては非常にすぐれている本校の児童にとって、「イメージ」を授業の目標にされてきた文学の授業がわかりにくいという反省からである。これを克服するために本校では、3年前より、「理由としての文学の読みの技術(西が丘小学校版)」を作成し、文学作品を読む際の「言葉の着眼の仕方」を教師も子どもも明確にしてきた。どのように読めば人物の心情が読みとれるのか、どのように読めば主題をとらえられるのかなど、論理的な読み方、話し方、聞き方、書き方をはっきりと指導する授業づくりに方向を向けて研究を進めてきた。この「理由としての文学の読みの技術(西が丘小学校版)」を「思考の場」である「話し合いの場」で、くり返し習得し活用する授業は、子どもの「言語力」を育て、学力向上を目指せると考えている。
 さらに、昨年度までの児童の実態から、実は論理的に読むことで、文学作品のイメージもより深まるという成果が見られるようになった。教師が、今日は「理由としての文学の読みの技術(西が丘小学校版)」の中の何を教えるかを明確に持ち、授業を焦点化させる。その「言葉の着目の仕方」を全員が共有できるように発表のさせ方を工夫する。話し合いの場で、個々の思考を共有化させる。その後の個々の文学作品の「イメージ」は、最初一人で掴んだものより、一層深くはっきりとし、楽しく学び合う授業に繋がっていくことが共通認識されてきた。
 今年度は、この論理を焦点化して目標におき、話し合いの場で個々の思考を共有化させる授業スタイルの手立てを研究の柱におき、「楽しく学び合う」文学の授業づくりを進め、活用力を高めていきたいと考える。そこで、研究主題を「楽しく話し合う・学び合うことのできる子どもの育成〜習得・活用をくり返して学ぶ文学の授業づくりを通して〜」と設定した。(研究主題設定の理由より)

平成23年度研究推進計画
(1)研究主題
(2)研究主題設定の理由
(3)研究目標・内容
(4)研究組織
(5)年間研修計画

平成23年度研究構想図

校内教材研究交流会

座標軸を用いたワークショップ



平成22年度 津市立西が丘小学校 校内研修について
  本校では、平成20年3月の学習指導要領の改訂で、最も大切にされている「言語力」に着目し、新学習指導要領が告示された直後より、国語科を通して「聞く・話す・話し合う」子どもの育成に取り組んでいる。国語をはじめとする言語は、論理や思考だけでなく、コミュニケーションの基盤であるという文言は、改訂のキーワードである、「基礎基本の習得〜活用〜探求」とも密接な関係がある。 
 この研究を進める理由の一つに本校の子どもの実態がある。教科書中心の与えられた課題を、教師の指導に沿って個々が解決していくことには、大変すぐれているが、その一方、個人だけの学びに満足してしまい、相手の思いや考えを受け止め、自分の思いや考えを伝えて、学び合い、より高まり合っていくことが十分にできていない。さらに、受け身的な学習姿勢のために、学んだ知識・技能を習得した後に、思考し表現し、コミュニケーションしていくことや、次への課題に活用することが苦手な子どもが多い実態である。
 本校は、子ども達に獲得させるべきものは、実生活に活用できる「言葉の力」でなければならないと考えている。@国語の授業で獲得した「言葉の力」が次の国語の授業で使える、A国語の授業で獲得した「言葉の力」が、他教科・他領域の学習で使える、B国語の授業で獲得した「言葉の力」が、学校生活、家庭生活、社会生活の中で使える、ことを目指してきた。
 一方、国際学力テスト(PISA調査)を受け、「読解力」の向上に関する研究が進められている。本校では、実生活に活用できる「読解力」を検証してきた。その中で明らかとなったのは、読み取った自分の考えを筋道立てて表現することや、自分に照らしながら友達の意見を聞くことの重要性である。一人で文章にあたり、理解できる読みには限界がある。今の自分が知っている読み方でしか読むことができないからである。人と交流し、話し合うことで、新たな読みの方法や解釈を得ることができることが明らかになってきた。
 「学び」は、本来学習者個人の中にあるが、その出発点や過程において、他と交流することで新たな「問題意識」が芽生え学習のきっかけと発展が生まれる。コミュニケーションに支えられながら「学び」は「学び合い」へと発展していくことが少しずつ見えてきた。そして、この互いを高め合う「話し合う」ことに注目し、平成20年度「聞く・話す・話し合う」でスタートした研究を、平成21年度には「話し合う」に絞り込んで進めてきた。新学習指導要領でも「交流」はキーワードになっている。しかしながら、「交流」は、場を設定すればよいわけではない。教師の意図的な仕組みや手立てが必要である。本校では、「理由としての文学の読みの技術(西が丘小学校版)」を作成し、文学作品を読む際の「言葉の着眼の仕方」を教師も子どもも明確にしてきた。その上で、どのように読めば人物の心情が読みとれるのか、どのように読めば主題をとらえられるのかなど、論理的に読む方法を指導することが活用力を育てる授業づくりにつながり、活用できる読解力につながると考え、研究を進めてきた。
 さらに、昨年度の児童の実態から、実は論理的に読むことで、イメージも深まるという成果も見られるようになった。簡潔で明確な答えが出るものについては非常にすぐれている本校の児童にとって、文学の授業がわかりにくかった一番の原因は、「イメージ」を授業の目標にしていたということが見えてきた。教師が、今日は「理由としての文学の読みの技術(西が丘小学校版)」の中の何を教えるかを明確に持ち、授業を焦点化させ、「言葉の着目の仕方」を全員が共有できるように発表のさせ方を工夫し、授業で共有化させた後に、個々の「イメージ」を膨らませる授業スタイルが、より「楽しくわかる」授業に有効であることが共通認識されてきた。
 今年度は、この授業スタイルの手立てを研究の視点におき、「楽しくわかる」文学の授業づくりを進め、活用力を高めていきたいと考える。そこで、研究主題を「楽しく話し合う、学び合うことのできる子どもの育成〜活用力を育てる文学の授業づくりを通して〜」と設定した。(研究主題設定の理由より抜粋)


1.研究推進計画
(1)研究主題
(2)研究主題設定の理由
(3)研究目標・内容
(4)研究組織
(5)年間研修計画

2.研究構想図

指導案集(高学年部)

6年生 「やまなし」 2010年6月25日第5限実施

事後研は座標軸を活用したワークショップ形式で実施

座標軸を用いたワークショップ例
ワークショップで活用する座標軸
指導案集(中学年部)
4年生「一つの花」2010年12月7日(火)第5限実施





指導案集(低学年部)
1年生「たぬきの糸車」 2011.1.26(水)3限目実施